注文住宅は一般的な建売り一戸建てとは違い、自分で家の値段を決めることができる住まいです。予算に合わせて、住まいの間取りや仕様を決めることができるので、最初にいくらの住まいを建設できるのかという予算だてが大事になってきます。まず注文住宅で大事なのは手持ち資金がいくらあるのか、さらに月々いくらのローンを返済出来るか、ということです。手持ち資金と住宅ローンでいくらの家が買えるのかがわかれば、マイホームの予算も見えてきます。
住まいを購入する多くの方が住宅ローンを借りますが、じつは物件にかかる費用の全てを住宅ローンで賄うことはできません。大抵の場合は物件価格の8割までが借入額となります。住宅ローンで足りない残りの2割は手持ちの自己資金の中から頭金として用意しなければなりません。安全な資金計画の面から言えば頭金は2割以上用意するのが良いでしょう。
また注文住宅の場合には頭金以外にもさまざまな諸経費がかかってきます。税金類や保険料等がこれらの諸経費にあたり、一般的には物件価格の5%から8%もかかってくることがありますので、これも予算にいれた上で考えることが必要です。こうして算出した予算に合わせて住まいの設備や仕様、間取りを考えることで、自分が建てることができる注文住宅はどのようなものになるのかを知ることができます。予算が出れば、建築家や工務店、大手ハウスメーカーに相談しながら自分の希望を取り入れた理想のマイホームづくりを進めることができます。